2歳よりピアノを始め、幼少期に渡米。W.ケンプ、R.レヴィン、J.ラドンスキの愛弟子、H.カープに師事し、8歳の時、ウィスコンシン大学音楽院マーフィーホールにて初リサイタル。

 

帰国後、第9回滋賀県ピアノコンクール小学生部門第1位。PTNAピアノコンペティションC級西日本大会グランプリ、読売新聞社賞、全国大会入賞。教育連盟ピアノオーディション全国大会奨励賞。第11回滋賀県ピアノコンクール中学校の部第1位グランプリ、滋賀県知事賞を受賞等。

 

桐朋女子高校音楽科ピアノ専攻へ入学。高校1年生の時、研究科(大学院生)のピアノ協奏曲試験伴奏を担当、卒業演奏会に選抜。第2回いしかわミュージックアカデミー修了コンサートにてグランプリ、第2回IMA音楽賞を受賞し、アスペン音楽祭派遣奨学生に選抜。桐朋学園大学演奏学科進学。第13回大曲新人音楽祭コンクール第3位。ザルツブルグ音楽祭修了コンサートにて最優秀ディプロマ。ニューヨーク国際音楽祭参加。サントリーホールの公開マスタークラス、関西電力主催ふれあいコンサートオーディション合格。

 

桐朋学園大学卒業後、ピアニスト加藤伸佳に師事し、研鑽を続けながら毎年びわ湖ホールにてリサイタルを開催。また、びわ湖ホールなど滋賀県の主要ホールで開催された関西電力主催ふれあいコンサートに5回出演。平成17年度平和堂財団芸術奨励賞受賞。京都フランスアカデミー参加。第2回横浜国際ピアノコンクール一般部門審査員特別賞。

 

ピアニスト今井顕の推薦を受けて、ウィーン私立プライナー音楽院に推薦入学。パウル・バドゥーラ・スコダと愛弟子S.Sカン教授に師事、アシスタントに抜擢され、5年間留学生を教えながら首席で卒業、並びにオーストリア国家演奏家資格を取得。併せて区別されるべき突出した演奏者に贈られるAusgezeichnet賞を受賞。

 

在学中より、ウィーンにて多くのリサイタルを開催。ウィーン国立音楽大学教授シュテファン・メラ―等に認められ、ウィーン国際ピアニスト協会夏期講習、ヨーロッパ・ミュージックインスティテュートウィーン、ウィーンオルフェウス夏期講習にて奨学生に選抜、最優秀ディプロマ。オルフェウス夏期講習では、イタリアのピアニスト、エピファーノ・コミスの公開レッスン生にも選出。

 

ウィーン古典奏法を習得し、P.B.スコダに認められて、モーツァルトピアノ協奏曲KV.466のカデンツァを拝受し、ヨーロッパ(イタリア、ブルガリア)にて協奏曲デビュー。ウィーン・ロザリオマルシアーノ国際ピアノコンクールと提携するウィーン・カーネギーデビュー国際ピアノコンクール一般部門第2位を受賞し、M.ラヴェル:夜のガスパール等で、ウィーンエアバーホール、ニューヨークカーネギーホールデビューを果たす。

 

招かれて、ゴールデン・キー音楽祭(ニューヨーク)、ナルニア音楽祭(イタリア)、フランツ・リスト音楽祭(オーストリア)、ピーラッハクラシックシリーズ、オーストリア政府主催名手たちのコンサートに出演し、オーストリア国営放送ORF、イタリア国営テレビ、オーストリアの民放、新聞、メディアに出演。

 

ピアニストのシュテファン-メラーやヴァイオリニストのヴォルフガング=ダヴィッド、白木一光と共演し、更に日本の各地に招かれてソロリサイタルを開催。ウィーン私立音楽院教授ゲルノット=ヴィニッシュホッファー、ウィーン国立オペラ座テノール歌手のフランシスコ=アライサ等にも学び、ヨーロッパバレエ・ザンクトペルテンと共演多数。

 

2020年、シュテファン・メラ―とモーツァルト最大のソナタKV.497等のCDアルバム「モーツァルト・リサイタルライブ」を制作。2022年に、オーストリア・リスト大ホールにてオーストリア国営放送局ORFと自身初のソロデビューアルバム「Tomoko Nakai Recital Live」を制作し、好評を博している。

 

ピアニスト、音楽学者P.Bスコダは、『申し分の無い洗練された素晴らしい才能』、オーストリア全国紙NÖNは、「非常に名手でありながら、魂のこもった演奏」と評した。また、オーストリア・トライゼン地区新聞は、現地の美学である女性の強さについて、象徴的存在として報じた。

 

現在、日欧に渡り、ソロとデュオの演奏活動を行い、ウィーン講習会や国際コンクール、音楽大学、音楽院の教授アシスタント業務を兼任。音楽事務所オフィス・アイスフォーゲル代表を務める。





 

 

8歳から国内外で演奏、受賞歴多数。桐朋女子高校、同大学を経て2017年にウィーンの私立音楽院でオーストリア国家演奏家資格を首席で取得。幼少より欧米滞在経験が豊かで英語上級、ドイツ語可。初級者から上級者まで幅広くレッスンに対応しています。
帰国時の対面レッスンはなるべく1日1名、最大2名に限り丁寧に向き合い指導するため90〜120分コース(¥15,000)をお勧めし、ご好評頂いております。
予め3回分、または5回分をご納入頂き、お好きなタイミングで都度レッスンをお取りになる方には、24時間送信できる無料チャットサービスをご利用頂けます。(返信は24時間対応ではありません。)
オンラインレッスンも同様にご納入頂き、お好きなタイミングで予約し、ご利用ください。10回チケットは1回分無料とさせて頂きます。
以上の条件外でも可能な限りフレキシブルに対応させて頂きますので、お悩みの方はまずご相談ください。

演奏と伴奏、レッスンのほか、ウィーンのアーティストや名門大学、歴史ある音楽院教授による特別マスタークラスのオーガナイズと通訳、専門知識の必要な翻訳、ウィーン留学相談、進路相談、セカンドオピニオンにも対応。

ご依頼は事務局までお問い合わせください。



MOZART RECITAL LIVE

 

~Bösendorfer Imperial 290~

 

1786年、天才モーツァルトが32歳の時にウィーンにて作曲された作品497の連弾作品では、モーツァルトがピアノの為に創作したソナタ作品の中で、最も長大かつドラマチックで、スケールの大きさ、内容の深さ、豊かで変化に富む表情、華麗さや美しさ等の点で、比類の無いほど、当時の代表的な古典的様式が密度高く、完璧に統合されている。要求される演奏技巧と合奏技術の高さも、モーツァルトの特徴が顕著なピアノ協奏曲と同じくらい、ソナタ作品の中では群を抜いており、かの物理学者アインシュタインは、これを《ソナタの王冠を成す作品である。》と称した。

 

モーツァルトは、フィガロ、ドンジョバンニ、コシファントゥッテのような彼の作品の多くで貴族を批判し、フランス革命の思想を密かに支持していることを明確に示していた。様々な所以で、ザルツブルク大司教から誤解され、虐待もされた。それはモーツァルトが先駆者だったからに他ならない。この作品は、古楽などの従来の過去にのっとった物でなく、現代的な未来を予期して構成されており、彼らしさを残しながらも、それまでの型を打ち破った斬新なものである。緻密な連弾や室内楽の枠を越えて、交響曲やオーケストラの様に聴こえる所もあり、第1楽章はややゆっくり、第2楽章は少し速すぎる様に感じられるかもしれない。それは、過去の多くのデュオがアンダンテを遅めに演奏し、アラ・ブレーヴェを無視したからである。その為、いわゆるモーツァルト、という感じがしないのなら、演奏家冥利に尽きる。

 

ボーナストラック: 作品381より2楽章

¥3,500

  • 在庫あり
  • お届け日数:5~8日1

TOMOKO NAKAI RECITAL LIVE

 

~Liszt Schbert Debussy~

 

オーストリア新聞NÖN、リスト音楽祭、ウィーン国立音楽大学教授等は、中井のリスト音楽祭デビューコンサートを、「非常に名手でありながら、魂のこもった演奏」と評した。

 

以下同記事より抜粋。ー厳選されたピアニストのみが、毎年リストの聖地で開催されるリスト音楽祭に招待されます。ルドルフ・ブッフビンダー、エリザベート・レオンスカヤ、アルカディ・ヴォロドス、インゴルフ・ヴンダー、オレグ・マイゼンベルク、ローランド・バティック、リーリャ・ジルベルシュタインの様な偉大なアーティスト等がこの年鑑リストに掲載されており、今年、中井知子が加わりました。中井知子は、非常に名手でありながら魂のこもった演奏で、リスト音楽祭の聴衆を魅力したー

 

本アルバムでは、収録時間の都合によりリスト音楽祭デビューコンサートの約3分の2にあたる、リストの森のささやき、コンソレーション第3番、軽やかさ、エレガントなシューベルトピアノソナタ第13番作品664、ドビュッシー月の光を収録。

 

使用楽器 Stainway D274

¥3,500

  • 在庫あり
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